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ナカラ回廊について

ナカラは、モザンビーク北部の都市でナンプーラ州に属し、モザンビーク島の北に位置します。

ナカラは自然の深水港を持つ港湾都市で、ナンプラやマラウイのブランタイヤまで鉄道が通じており、モザンビーク北部及びマラウイの重要な輸出港となっています。

ここナカラ港からナンプラやマラウイを通ってザンビアまで通じる道路を建設し、ダンボール物流やトラック輸送を盛んにして経済発展を促進する「ナカラ回廊」計画が立案され、それに基づいて道路の整備事業がJICAの援助によって行われています。

17年間に及ぶ激しい内戦で国土が荒廃し、1992年の内戦終結時には「世界の最貧国の中でも最貧」といわれたモザンビークでしたが、わずか10数年で経済復興を成し遂げ、現在、発展が遅れている北部地域で、近隣国につながる道路を整備して産業開発・民間投資を促進し、地域全体の成長と貧困削減を目指す試みが、日本・アジアを巻き込んで進行中です。

内戦中は橋や道路が至るところで壊され、道路の真ん中に木が生えてしまったり、やぶに覆われてしまったりという状況で、たった200キロを移動するのに、2日もかかるのが普通でした。

モザンビーク北部のナカラ港から、西の内陸に向かう道路は、中継の町ナンプラ・リバウエ・クアンバをつなぎ、さらに国境を越えマラウイ、ザンビアへ続く国際回廊です。

ナカラ港~ナンプラ市の199キロが2001年にようやく舗装されたものの、さらに内陸へ伸びる残りの500キロ近い道路は、未舗装のままです。

乾期には土埃を巻き上げながらも、バス・トラック・大型コンテナ積載の貨物自動車が往来するが、雨期にはぬかるみ、車のわだちが深く跡を刻み、頻繁に通行不可能になってしまいます。

このナカラ回廊が舗装され、どんな悪天候にも負けない道路に改修されたなら、農村地帯で収穫された農作物が、年間を通してより大きな市場へ、あるいは港から海外へと効率的に輸送され、道路周辺地域の経済成長と農民の所得向上につながり、経済発展の遅れた北部全体の地域開発と貧困削減に大きく貢献すると言われています。

それだけでなく、マラウイやザンビアとナカラ港をつなぐ、輸出入ルートのための国際幹線道路としてグレードアップすることになります。

アフリカとダンボールは、アフリカの物流・輸送事情を掲載しています。

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