南部アフリカ
南部アフリカは、アフリカ大陸を5つの地域に分けた場合の最も南に位置する地域です。
アフリカは、文化圏および人種の違いからサハラ砂漠の南北で大きく2つに分けられるが、南部アフリカは、南側のブラック・アフリカ(サブ・サハラ・アフリカ)に入ります。
中部アフリカ南部のコンゴ盆地よりも南側に位置する緩やかな丘陵地帯以南(おおよそ南緯10度以南)が、南部アフリカと呼ばれる地域であり、地理的に、大陸の東方にあるマダガスカル島などを含む場合もあります。
この地域を中心とする14カ国は、南部アフリカ開発共同体 ( SADC)を結成し、経済発展に対する協力体制をとっています。
国境を越えてダンボールを運ぶ場合に関税がかかってきます。
しかし。南部アフリカでは、物流を増やす為に、関税を無くす努力をしてきました。
それが、南部アフリカ関税同盟(SACU)と呼ばれるものです。
しかし、世界最古の南部アフリカ関税同盟(SACU)の運命が、経済連携協定(EPA)に脅かされています。
そして、SACUはEPAをめぐって分裂しつつあるのです。
19101年創設のSACUには、南アフリカ共和国、ボツワナ、レソト、ナミビア、スワジランドの5カ国が加盟しています。
1999年に南アが欧州連合(EU)と貿易・開発・協力協定(TDCA)を締結して以来、内部に緊張が生じています。
最終的にはEUの製品がSACUに無関税で入ってくることが定められており、関税による収益が失われてしまうと危惧されています。
TDCAにより南アのEUへの輸出は伸びたが、EUからの輸入も拡大しました。
南アのEUに対する貿易赤字は増大し、年間20億ユーロに上っている」という。
特に加工食品の輸入は地元業者の廃業および失業を招き、金融サービスやハイテク機器などの分野へのEUの進出も雇用創出に結びつかないなど弊害もあるようです。
南ア政府はTDCAの条項について見直しを考え始めいますが、これに対しEUはTDCAの修正ではなくEPAの全面的な締結によって問題を解決できると主張しています。
SACU内ではEPAにどう対処すべきか、議論が分かれています。
スワジランド、ボツワナ、レソトは今年末までの締結に積極的であるのは、EUからの支援を失いたくないからだとみられている。
一方ナミビアは問題条項について再交渉を望み、南アもこれに同調している。
TDCAとEPAの自由化の進め方には差があり、関税構造は共通関税同盟としてのSACUを維持するうえで大きな課題となります。
さらにその他のSACUの地域統合問題も、一部の加盟国がEPAに調印することで、まったく分裂してしまう可能性があります。
SACU内では協調していかなければならない経済・産業政策が多く、山積みになっています。
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